本日は12月30日。
2024年ももう終わろうとしています。
今回はこの1年で出会った小説の中で個人的に好きだった小説ベスト3をご紹介したいと思います。
個人的に好きだった小説ベスト3
3位『夕闇通り商店街 たそがれ夕便局』栗栖ひよ子著
第3位は栗栖ひよ子著の『夕闇通り商店街 たそがれ夕便局』です。
以下あらすじ
「夕闇通り商店街」――そこは幽世と現世の境目にあり、妖たちが営んでいる。
幽世との境界があいまいになったとき、心が不安定な人間が導かれたように訪れるのだ。
その「夕闇通り商店街」唯一の郵便局「たそがれ夕便局」では、ルールさえ守れば過去・現在・未来のどこでも、誰にでも手紙を届けることができるのだという。
訪れた人が想いを伝えたい相手とは、そして伝えたい言葉とは――。
切なくも心温まる物語。
シリーズ2作目ですので読んだことない方は挑戦しにくいかもしれませんが、この作品のみ読んでも問題はないと思います。(もちろん読んだほうが楽しめます!)
この作品は本音がなかなか言えない人や周りへの感謝を伝えたいけど伝えられない人におすすめです。
短編集にはなりますが、短いお話の中でもうるっとするようなものもあり満足度が高かった1冊です。
個人的には表紙の感じも好きでした。
2位『アルプス席の母』早見和真著
第2位は早見和真著の『アルプス席の母』です。
以下あらすじ
秋山菜々子は一人息子の航太郎と神奈川で暮らしていた。
湘南シニアリーグに所属し活躍していた航太郎のもとには関東の様々な学校からもスカウトがきていたが、選んだのはとある大阪の新興校。
幼い頃から憧れていた学校からはスカウトを受けられなかったが、その学校を倒すことを夢見て菜々子と航太郎は大阪に移住することを決意。
不慣れな土地、厳しい父母会、激痩せする航太郎──上手くいかないことだらけの二人は夢を叶えることができるのか。
母親目線から甲子園を目指す、新しい高校野球小説。
今年出版されたものですが人気がありなかなか購入できなかった思い出…。(今は買えるはず!)
この作品は挫折を味わったことがある人や何かに打ち込んだ経験がある人におすすめです。
母親目線の高校野球という新鮮な小説で野球をしている本人ではないからこそのもどかしさや辛さがリアルに描かれています。
1位『かがみの孤城』辻村深月著
第1位は辻村深月著の『かがみの孤城』です。
以下あらすじ
主人公である中学生の安西こころは、同級生から受けたいじめが原因で学校に通うことができなくなった。
家に引きこもる毎日だったが、とある日、自分の部屋にある鏡が光りだし、鏡の中に吸い込まれてしまう。
その中には城のような場所で、オオカミさまという狼の面をつけた少女と、同じ中学生であるアキ・フウカ・スバル・マサムネ・リオン・ウレシノと出会う。
オオカミさまによれば、この城の中には「願いの鍵」が隠されており、それを見つけた一人だけが、どんな願い事も叶えられる願いの部屋へ入ることができるという――。
なぜこの七人なのか。
この場所は何なのか。
すべてが明らかになったとき、きっとあなたも涙する――。
かなり前に出版されたものになりますが今年初めて読みました。
この作品は孤独を感じる人や学生さんにおすすめです。
私も学生時代にこの作品に出会っていたらもっと周りの人たちに寄り添うことができたんじゃないかなと思います。
もし私みたいに有名な作品はあえて避けていてこの作品を読んだことがないという人がいたらぜひ読んでみてください。笑
長いしちょっと大変だな…って思うかもしれませんが夢中で読んでしまうので!
本当におすすめです。
まとめ
ということで今年の個人的好きだった小説ベスト3でした。
今年気付いたんですが私ポプラ社から出版されている本が割と好みだなと感じることが多かったですね。
今年本ブログを訪れてくださった方本当に本当にありがとうございました。
来年はもっともっと本を読んで面白い本を沢山共有したいです!
来年もよろしくお願いします!
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