思わず書店に行きたくなる
『店長がバカすぎて』
早見和真

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早見和真著の『店長がバカすぎて』を読みました。

2020年の本屋大賞にノミネートされた作品です。

書店が舞台の小説となっているので、書店員をやっている方や日頃書店によく行く方に特におすすめです。

 

作品情報

書名: 店長がバカすぎて

著者: 早見和真

出版社: 角川春樹事務所

ページ数: 296ページ

単行本・文庫本

Kindle版有 ・Audible版有(2024年9月現在)

この本をおすすめする人

  • 本が好きな人
  • 書店員に憧れがある人
  • クスッと笑える物語が好きな人
  • 仕事を辞めたいと思うことがある人

 

あらすじ

<武蔵野書店>吉祥寺本店の契約社員・谷原京子は「非」敏腕店長である山本猛の元で働いている。

次々とトラブルにあいながらも憧れである小柳真理と働くことができ、なんとか続けることができていたが、ある日小柳が辞めることになり──。

思わず書店に行きたくなるノンストップエンターテインメント。

 

読んだ動機

職場の人におすすめされ読んでみました。

やっぱり本が好きなので本や書店が題材になっている本は気になります。

 

感想

本当にタイトル通りの物語。笑

理解できない言動をする店長に対して主人公である京子と同じような気持ちを抱くようになります。

だからこそ感情移入ができ、楽しむことができました。

というか本当にあり得そうな場面も多いです。

ちょっと厄介なお客様を心の中で神様A・B・Cと名付けていたり、他の人と本の感想が全く合わなかったり、いつも辞表をカバンの中に入れていたり等々、現実世界で実際にいるなぁということが多々ありました。

京子は何度も「辞めてやる!」って思いますが、結局辞表を出さないんですよね。笑

これも「うわ~!わかる~!」って思っちゃいました。

リアル感ある京子に共感できる方は多いのではないでしょうか。

 

ちなみに続編の『新!店長がバカすぎて』もあります。


『店長がバカすぎて』で山本猛店長は宮崎へと転勤となってしまいましたが、『新!店長がバカすぎて』では三年の月日を経て武蔵野書店吉祥寺本店に戻ってきます。

そして新たに登場するキャラ達に振り回される京子。

続編も読みましたが、コメディ感を残しつつ本の良さとかが感じられて、こちらのほうが「書店に行きたい!」って思わせられる物語でした。

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