青山美智子著の『月の立つ林で』を読みました。
2023年本屋大賞にノミネートされた作品です。
ポッドキャストを通して、少しずつ前を向いていく彼らの人生。
読み終わった後は、きっとあなたも月明かりの下でもう一度この物語の温かさを感じたくなるはず。
作品情報
書名: 月の立つ林で
著者: 青山美智子
出版社: ポプラ社
ページ数: 263ページ
単行本
Kindle版有・Audible版有 (2024年6月現在)
この本をおすすめする人
- 優しい気持ちになりたい人
- 落ち込んでいる人
- 焦ってしまっている人
あらすじ
長年勤めていた病院を辞めた元看護師、売れないながらも夢を追い続ける芸人、娘や妻との関係に悩む父親、早く親元離れて自立したいと願う女子高生、仕事と家族とのバランスがうまくとれないハンドメイドのアクセサリー作家──それぞれが日常で悩みを抱える中、聞いていたのはタケトリ・オキナのポッドキャスト『ツキない話』だった。
月にまつわる話を聞きながら、彼らの心もまた満ち欠けを繰り返していく。
読んだ動機
そりゃもう青山美智子先生の小説は買わなきゃという使命感があるので……笑
本当に今一番好きなのは青山美智子先生です。
今回も期待を裏切らないような温かな気持ちになれました。
感想
どこかで人と人は繋がってるんだなと思われてくれる物語でした。
登場人物達の人生が劇的に変わることはないけど、ほんの少し新しい気持ちになって、ほんの少し状況が変わっていくのが、リアル感あって好きです。
青山美智子先生の小説はいつも落ち込んだ気分を少しだけ上げてくれて、頑張ってみようと思わせてくれるんですよね。
あとタケトリ・オキナの月にまつわる話が「へぇ~!」となるようなものばかりで面白かった!
このポッドキャスト実際あったらめちゃくちゃ聞きたいです。
眠れない夜にぴったりだと思うんですよね。
暗い部屋の中で、枕元にスマホおいて垂れ流したい。笑
タケトリ・オキナの正体も予想していたのとはちょっと違ってびっくりしました。
お決まりの挨拶も正体と事情を知ったあとだと感じ方が違いましたね。
最後は思わずうるっとしました。
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