青山美智子著の『リカバリー・カバヒコ』を読みました。
2024年本屋大賞にノミネートされています。
心温まる物語を書くことで有名な青山美智子先生。
この本を読んで、あなたもほっこりしませんか?
作品情報
書名: リカバリー・カバヒコ
著者: 青山美智子
出版社: 光文社
ページ数: 240ページ
単行本
Kindle版有・Audible版有(2024年3月現在)
この本をおすすめする人
- 勉強がうまくいかなくて焦っている人
- 他人の反応を気にしすぎてしまう人
- 嫌なことから逃げ出したい人
あらすじ
五階建ての新築分譲マンション、アドヴァンス・ヒルの近くには日の出公園がある。
その公園には、自分の治したい部分と同じ場所を触ると回復するという都市伝説をもつカバの遊具・カバヒコがある。
急な成績不振に落ち込む高校生、ママ友たちに上手く馴染むことができない元アパレル店員、ケガをしたと嘘をついて駅伝を辞退した小学生、ストレスによる体調不良で休職している女性、母親とずっと関係がこじれたままの雑誌編集長――アドヴァンス・ヒルに住む五人の住人達は、それぞれカバヒコに悩みを打ち明けていく。
読んだ動機
青山美智子先生が大好きなので。
心温まる物語をいつも書いてくださる先生なので、今回もそれを期待しました。
あと、表紙の雰囲気も好き。
感想
さすが青山美智子先生!
今回も心温まる物語でした。
一番共感できたのは、第一話の奏斗のお話です。
学校のテスト、友達のほうが点数が良くて、悔しい思いをしたことないですか?
特に受験期とかは焦るはず。
「勉強なんてしてないよ~」って言って高得点をとっていく人もいますよね。
他の人の点数を気にして、焦って勉強に集中できなくなったりして、次もテストが上手くいかなくて……なんてこともありますよね。
そんな時、この言葉を思い出してください。
「誰かに勝ちたかったんじゃなくて、私が、がんばりたかったんだ」
引用元:『リカバリー・カバヒコ』青山美智子
勝ち負けなんて、一旦置いておきましょう。
頑張っていたら、それでいいと思います。
勝負よりも、ただただ頑張る。
そうすればきっと、自分の満足いく結果がでるんじゃないでしょうか。
まぁ、それが簡単にできたら苦労はしないんでしょうけど。笑
わたしも自己研磨頑張ろう。
他人と比べて焦ったときに、また読み返したいな。
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