香住泰著の『幸せジャンクション ──キャンピングカーが運んだ小さな奇跡』を読みました。
これを読めば、きっとあなたも人助けをしたくなるでしょう。
作品情報
書名:幸せジャンクション ──キャンピングカーが運んだ小さな奇跡
著者:香住泰
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
ページ数:304ページ
単行本
Kindle版有・Audible版有(2024年3月現在)
この本をおすすめする人
- 優しい気持ちになりたい人
- 遠出する気分を味わいたい人
あらすじ
主人公・浜浦遼二は勤めていた運送会社が突然倒産してしまう。
社長から退職金代わりとしてキャンピングカーを譲り受けると、不思議な縁によりキャンピングカーを使って次々と人助けをすることに。
人助け中に出会った多智花にも、このキャンピングカーを使ってこれからもキャンピングカーを使って人助けをしてみては、と提案されるものの人と深く関わりを持たないようにしていた浜浦。
それには過去の大きな出来事がきっかけであった。
読んだ動機
帯に書かれた「人生の分岐点は、突然やってきた。」に惹かれました。
私にも人生の分岐点来ないかな、なんて思いながら。
前向きにさせてくれる本が好きだから、こういった希望を持たせてくれるような本についつい惹かれます。
感想
読み終わると、私も人助けをしたくなりました。
主人公の浜浦さんは、不思議な縁によってどんどん人助けをすることになります。
それは、浜浦さんに嫌なことをしてくる人も例外ではありません。
浜浦さんは嫌がらせしてきた人に親切にし、後々ピンチに陥ったときに、嫌がらせをしてきた人が助けてくれます。
「助けてもらったから」と。
しかし浜浦さんはそうやって恩を着せようと思って親切にしているわけではありません。
きっと今までも、何の気もなしに親切にしてきたのでしょう。
私はその姿勢を見習いたいと思いました。
最初に人助けをしたくなったと書いたが、それは他の人にも親切を返してもらいたいからというわけではなく。
浜浦さんのように、見返りもなく親切にできたらいいなと思います。
コメント